カーボベルデは小国なのになぜ強いのか?精神・戦略・戦術から検証してみた。

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2026年北中米W杯で続々と強豪32チームが出揃い、なぜか様子のおかしい動きがある。様子のおかしいとは失礼なのだが、1チーム聞きなれない国の名前がある。

それはアフリカの西の外れに、浮かぶ小国「カーボベルデ」。このカーボベルデ、強豪ひしめく中で、勝ち上がってきている。

そんな、カーボベルデが気になり、なぜこの国が強いのかを考えてみた。精神・戦略・戦術にたどり着いた。この国の強さの秘訣に、迫ってみたいと思う。

この記事でわかることは、以下の3つのことです。

  • カーボベルデの精神
  • カーボベルデの戦略
  • カーボベルデの戦術
  • カーボベルデ、なぜ強いのまとめ

カーボベルデの精神

カーボベルデを調べてゆくと、1つの事柄のたどり着いた、「モラベザ」という、私たち日本人で言うところの「ゆとり」や「おもてなし」の精神のことをさします。このことが、どのように関係するのでしょう。

ピッチ上では、プレッシャーを感じるもの、そこでも、冷静さを保つのです。世界の強豪相手でも、落ち着いたプレーを実現します。

私たち日本人が「おもてなし」と聞くと「準備」や「段取り」を思い浮かべますが、サッカーにおいても、この「準備」や「段取り」が非常に大事になってくるのです。献身的で組織的な守りを固めてからの、一気にカウンターという攻めも「準備」と「段取り」が必要なのです。

カーボベルデの戦略

選手は欧州をはじめ、世界の都市に広がる、クラブに所属しています。ポルトガルのリスボンなどに集結し合流・移動して、選手の疲労を最小限にしています。ここでも「モラベザ」の「おもてなし」精神が発揮されています。選手を疲労させないこと、スムーズに合流させること。いろんな障壁を低くして「カーボベルデ代表」として団結できるようにしています。

カーボベルデの人口50万人を上回る、海外在住70万人、カーボベルデ国籍を持った人の中から人材を集め、最大限利用していること。欧州トップクラスのアカデミーで鍛え上げられた二重国籍選手を計画的に代表招集しています。

カーボベルデ代表は、首都プライア出身者よりもオランダ、ロッテルダム生まれの選手の方が多く招集されています。それだけに、母国愛的なものは希薄であるかもしれません。ブビスタ監督は、スペイン戦でも臆することなく、自陣から丁寧にすなぐサッカーを徹底しました。監督はこの試合を「困難を乗り越えようとする姿勢」と称し、選手をたたえました。

結局この試合は、スペインに27本のシュートを打たれても、1本のゴールも許さず、守り切りました。スペインの激しいプレッシャーに押しつぶされることなく、自陣から丁寧につなぐサッカーをやり抜きました。

見ていて思ったのですが、日本がやりたいサッカーを体現していました。堅守から丁寧にパスをつなぎ、サイドを起点に攻め上がり攻撃に繋げる。世界に通用する近代サッカーの王道パターンでした。

カーボベルデの戦術

言い方に語弊があるかもしれませんが、各国、各リーグの選りすぐりですが、寄せ集めの選手ということもあり、複雑な戦術より、選手の理解が早い「ミニマム戦術」がうまくいきました。これにより、スペインなどの世界の強豪相手に、慌てることなく、自陣から繋ぐサッカーができたというわけです。

シンプルで再現性のある戦術を選手に浸透させました。小さなブロックを形成して、中央を封鎖して外へと押し出してゆく戦術で的確に守りました。

個の選手の力も発揮されました。GKのヴォジ-ニャ選手はスペイン戦で27本ものシュートを浴びせられましたが、堅守をみせ最後までチームを鼓舞しました。また、インスタグラムのフォロワー5万人のところ、一夜にして2700万人になっていたという逸話がのこっています。MFのエリオ・ヴァレラ選手は、ウルグアイ線で放ったシュートが同点に追いつき、そのまま試合終了。貴重な勝ち点をもぎ取りました。

こうして攻守見事に、再現性を持った戦術で、難局を切り抜けました。その後の決勝トーナメントで「アルゼンチン」との死闘を繰り広げましたが、試合は延長線へともつれ、3−2で惜しくも敗れました。

最初は、この「カーボベルデ」とはなんなんだ?小国には間違いないけれど、どうしてW杯に出場できたのだろうと思いました。開催国枠なのかな?とか、いろんな失礼なことを思ってしまいました。いざ開催してみたら、ものすごくいいチームだったんです。いずれ、日本とも対戦してほしいと思いました。かなりいい試合になること、間違いなしです。

カーボベルデなぜ強いまとめ

カーボベルデの精神とは、「モラベザ」という国特有の精神が根底にある。モラべザとはどんな時も冷静沈着でいる精神状態のこと。

カーボベルデの戦略とは、世界各国のクラブチームに属する選手たちが、集合しやすいようにし、計画的に招集している。

カーボベルデの戦術は、攻守にわたり、複雑な戦術は避け、シンプルで再現性のある戦術を選手に浸透させる。招集した選手が迷うことなく、その戦術に入れるようにしている。

2026年北中米W杯で、台風の目になった「カーボベルデ」は、今後もいろんな世界大会で目にすることも増えるでしょう。その時も、ダークホース的な立ち位置というよりは、優勝候補として名前が挙がることでしょう。いつか、日本との対戦を楽しみにしています。

最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。

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